やわらかい建築ってなに?

頭も、仕組みも、やわらかく。

やわらかい建築とは、人と空間のかかわりを、自由に考えること。合理的な構造や、美しいデザインを追い求めるだけでなく、そこにいる人の暮らしや表情を想像したり、建物を作るしくみそのものを、新しくつくり変えたり。誰もが好奇心の赴くままに建築に夢中になれる環境を整えていきたい。そのために私たちは、建築の基礎から環境デザイン、インテリア、まちづくり,プロジェクトマネジメントまで一人ひとりの興味に合わせて学びの領域を広げつづけています。自由に学ぼう。創造はきっと、やわらかい心から、生まれるものだから。

手を動かし心も動かすやわらかい学び

コース制から、スタジオ制へ。
新しい学びを生み出し、
一人ひとりの考える力を育む環境が、
ここにあります。

詳しくみる

建築の枠を越えてひろがる未来

確かな建築力の先に、
一人ひとりが思い描くキャリアを
かたちにしていけるように。
資格取得や就職をしっかりと支えます。

詳しくみる

やりたいことをおもいきり

仲間と切磋琢磨しながら,
コンテストにチャレンジしたり。
やわらかい学びは、キャンパスを超えて
広がっています。

詳しくみる

世界で活躍する、卒業生がいる。
異文化の建築を研究したり
フィールドワークで体験したり。
ここでの学びが、世界への扉を開きます。

再生骨材コンクリート
将来利用可能な資源が著しく減少しないように、再生骨材コンクリートの建築物への適用方法を開発しています。
師橋 憲貴
感染症に強いまち
データ解析でアフターコロナのまちづくりや人々の暮らしのあり方を探究しています。
岩田 伸一郎
まちをあそぶ
都市って、住む・働く・憩う・動く?みんなの心地よい・幸せを紡ぐ、やわらかい都市=まちをあそぶしくみをデザインします!
北野 幸樹
居住空間デザイン
食べたり寝たり、佇んだりする行為、設備や家事動線などの機能、家族や周囲との付き合い方など、様々な関係のデザインが心地よさを生みだします。
渡邉 康 / 亀井 靖子
建物の揺れを制御する
免震構造は建物の上部構造と下部構造の間に装置を挿入し、建物を地震力から守ろうとする仕組みです。免震構造の性能は、阪神淡路大震災で立証されました。
神田 亮
アルミと木でつくる新しい骨組み
軽量でリサイクル性の高い二つの材料の特徴を生かし、互いの長所を引き出す小規模構造に適した新しいストラクチャーをデザインします。
小松 博
コンサートホールの音響
コンサートホールによって、音が違うことを知っていますか。ホールの個性はどのように生まれるのでしょう。
塩川 博義
セルフビルドの土ブロック構法
世界中どこでも入手できる材料を使った、日本の版築技術を活かすローコスト住宅の構法を探究しています。
岩田 伸一郎
家具・照明・インテリア
建築家アルド・ファン・アイクは「人が居るところは全てインテリアだ」と言いました。座ったり触ったり、狭さや広さ、明るさや暗さなど、五感で感じる体験をデザインします。
渡邉 康 / 亀井 靖子
AEDを届ける新しい仕組み
取りに行くAEDから、来てくれるAEDへ、安心と効率を両立する新しいアイディアを検証します。
岩田 伸一郎
空間設計・デザイン
老子は「無用の用」と、器や室は中が空だから有用なのだと言いました。空間はものではなく、周りの様々なものごとの関係を、デザインすることなのです。
サスティナブル・コミュニティ・デザイン
"都市って、昔→今→ミライへと続く?みんなの優しさを紡ぐ、やわらかい人・活動・空間の相互浸透=サスティナブルなコミュニティのしくみをデザインします!"
北野 幸樹
安全な建物って?
既存建物の構造安全性を評価し、さらに安全な建物とするための研究をしています。
藤本 利昭
自分のまちに住み続ける
歳を取っても、今住んでいる地域で楽しく元気に住み続けることができる。そんな住宅地の実現を目指し、日本だけでなく海外の居住地の高齢者の生活環境について研究しています。
山岸 輝樹
住居学
大家族、核家族、シェア、個室群、バリアフリー、LGBT、在宅勤務・・・時代とともに変わる社会の中で住まいを考える学問です。
亀井 靖子
社会を創造的に
社会を創造的に切り開く建築の専門家を育成する学科プログラムを、卒業生としての経験を生かして学生目線も持ちながらサポートしています。
佐藤 美幸
近代建築の記録調査と保存
世界の優れた近代建築は、私たちが受け継いだ大切な遺産です。その魅力を身近な人に伝えられたら、都市やまちはますます趣を増すのではないでしょうか。
亀井 靖子
鉄はやわらかい
鉄骨構造の技術開発は、地震や台風などの自然災害に対して十分安全なことを主眼とします。実は、鉄は強くやわらかく軽いのです。だから高い、長い、広い建築をつくれるのです。
小松 博
和室の再評価
和室は、畳の香りや感触、障子を通した光など、五感を刺激する空間です。そして何もない空間は何にでも対応する空間となり、襖で仕切ればその大きさも自由自在です。
亀井 靖子 / 山岸 輝樹
地域公共施設マネジメント
地域公共施設の多くは高度成長期に建設され、現在その耐用年限を迎えようとしています。高齢化や人口減少が進む地域社会の中で、公共施設をいかに再編し再生していくかを研究しています。
廣田 直行
コミュニティ施設計画論
従来の制度や計画方法ではなく、現状に即し地域生活をレベルアップする、オープンな施設計画論、設計者選定方法(コンペ)による地域施設の再生・再編を模索しています。
廣田 直行
インフォーマル居住地
現在は、主にインドネシアにある都市村落において、SDGsの課題達成のために、持続可能な「まちづくり・住居整備・環境改善」を研究しています。
古田 莉香子
ビルも日焼けする?
超高層ビルの1階と上空200mでは、日焼けの度合いが大きく異なることがわかり、材料を劣化させず長持ちさせる方法の開発が急務となっています。
永井 香織
学生生活をサポート
大学では、受ける授業はもとより学びの目的も自分で考え決めていきます。学科事務は、ひとりひとりの日々の学びを親身になってサポートします。
平林 良美 / 田原 あゆ子
東南アジア都市の起源・形成・変容・転生
海域から見たアジア諸都市を探究します。港市は、多様な民族、文化、価値体系を許容する空間で、そのネットワークはダイナミックに生成し変化します。
布野 修司
アルベルゴ・ディフーゾによる地域再生
イタリアも山が多く集落は過疎化しています。でも環境は素晴らしいので、空き家を宿泊施設に改修し集落全体をホテルに見立てる取り組みがされています。村の生活に紛れるような他にはない体験が魅力的です。
渡邉 康
五感で感じるデザイン
建築の目的は、人が近くを歩いたり中に入って五感で感じ体験することによって、”もっと居たい”、”また来たい”と思うことだと思っています。
渡邉 康
建物劣化のメカニズム
実構造物に適用可能な、簡易で安価に行える非破壊試験により、構造物の耐震性、耐久性を診断します!
湯浅 昇
空間の響き
空間はどのようにして存在するのでしょう。イタリアやフランスの中世に、地域ごとに特色ある石を信徒が積み、魅力的な聖堂を建ててきました。光と影、音と静寂が響きます。
篠崎 健一
風の力
高層建築に風がもたらす影響は地震よりも大きく複雑です。風の力を解析し制御する技術を開発しています。
神田 亮
温度のバリアフリー
みなさんは、暑くても汗をかけず寒くても身体が熱をつくれずに困っている人がいることを知っていますか?僕は、そんな熱的ハンディキャップ者の温度のバリアを解消する不思議な研究をしています。
三上 功生
サウンドスケープ
今まで、私たちは音環境を「音の量」(騒音レベル)で評価してきました。サウンドスケープでは「音の質」に着眼して新しい音環境を考えます。
塩川 博義
伝統集落のフィールドリサーチ
沖縄離島の伝統集落を実測して描く。ラオスの山岳少数民族の民家を描く。人の住まう空間に何か大切なものがあると考えています。
篠崎 健一
機能性素材
外壁に用いる材料の「表面微細構造」に着目し、汚れをつきにくくするだけでなく「汚れを消す」ことができる材料を開発しています。
永井 香織
地盤の液状化
一見安定している砂質地盤が、地震時に泥水の様に振舞って支持力を失う現象があります。そのメカニズムを明らかにし対策を講じることが大切です。
下村 修一
住宅地の維持保全
まちの理想像を描く建築家と、その理想像に共鳴してまちを育てていく居住者たち。このようにして豊かな住宅地が形成・維持されるのです。
亀井 靖子
新しい構造形式
異なるものを組み合わせることで、1+1が3になる構造を生み出そうとしています。
藤本 利昭 / 師橋 憲貴
木造の高層ビル
「都市木造」という言葉を知っていますか?いままでは難しいと思われていた木造のビルが、世界中で立ち始めています。私たちは、住宅からビルまで木材の可能性を広げる研究をしています。
鎌田 貴久
音と泡と土
音が深い土の状況を伝え、泡が軟弱土とセメントを効率的に混ぜて強固にする。異分野技術を融合して土の性質を把握し、安全・安心な「くらし」を実現します。
下村 修一
地下をどうつくる?
建物の地下、地下の構築物、建物を支える杭などは、常に土の圧力を受けるなど、地上の構造物とは異なる動きをするのです!
下村 修一
解体工学
43年ぶりの建設業法改正で29番目の業として成立した「解体工事業」、経験則、試行錯誤から工学に!
湯浅 昇
アーバン・スモールハウジング
高層化・高密化する都市住宅地において、現代の生活に即したありうべき集合住宅・住宅地の姿、可能性を研究しています。
山岸 輝樹
地域の生態系に基づく住居システム
住まいをつくるシステムを維持してきた地域には、自然や伝統、生産や流通、組織を含めた地域の生態系に基づいた技術・仕組みがあります。そして現代建築に失われた多様な可能性もあるのです。
布野 修司
最新技術を歴史的建造物に
ブータンの版築構造物、ヨーロッパの煉瓦造・石造・RC造歴史的構造物の調査と耐震性向上への取り組み!
湯浅 昇
空間論
同じものを見ても、誰もがそのものや空間を同じようにとらえるわけではありません。でもそこには何らかの秩序や原理があるかもしれないと考えています。
篠崎 健一
木材資源の有効活用
丸太から製材にすると丸太全体の6割程しか使用できません。木質材料に加工し強度や新たな利用方法を研究することは、利用用途を広げ、一層の資源有効活用につながります。
鎌田 貴久