日大生産工学部建築工学科

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大内 宏友 教授

大内 宏友 教授

専門 建築計画・設計、都市・地域計画
研究テーマ 地域施設の設計・計画、環境認知・心理と都市・建築設計、施設の適正配置など
主な担当授業科目 環境情報デザイン、プロセスデザイン、総合設計Ⅰ・Ⅱ
関連リンク
出身地 東京都大田区
趣味 旅行
実績紹介
    登録建築家(JIA):http://www.jcarb.com/Portfolio00002249.html 一級建築士登録番号: 144435

先生への質問

現在の研究分野について教えてください。

建築計画・設計
都市・地域計画

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卒業研究について

2012年度は、東北の沿岸漁村地域の再生をメインテーマとして、各自の現代社会の課題や文化・芸術における課題設定のもと、それらの解決策をまとめ卒業論文(前期提出)とします。さらに、社会に対する具体的な場所を各自設定し空間の提案として、企画、建築・都市計画・設計へと至る一連のプロセスから卒業制作としてまとめます。以上の成果品として、論文・設計を一体として、期間を設定して取り組み、最終成果を卒業作品(後期提出)としてまとめ上げます。
■A分野:エコロジカルデザイン
Keyword :共生、フラクタル、環境教育、環境心理、集落、ウォーターフロント、ICT、
■B分野:サスティナブルデザイン
Keyword :景観、集住体、保存・再生、伝統技法や素材、コンパクトシティ、古代都市
■C分野:ユニバーサルデザイン
Keyword:福祉、教育、医療、インテリア、GIS ・GPS、超高層、安心・安全、色彩と心理

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ゼミナールについて

A:日本と西欧の景観の構造
伝統的に形成されてきた日本と西欧における景観と文化の構造を把握し、街づくりや建築・都市設計の手法として構築するための基礎的な計画的方法論を、歴史風土と景観・色彩と景観・環境心理と景観等々の様々な視点により検討し、討論しあう場としています。論文「フラクタル次元解析を用いた景観認知の考察」他
また、これまで国内外の学生コンペ等に参加し、高い評価を得ています。
B:設計・デザイン手法
建築・都市・環境の3次元ツールや地域情報・GIS(地理情報システム)を用いたデザイン手法を用いてゼミナールAの景観の構造に引き続き建築の空間構造を分析するとともに、最新のツールを用いたデザイン手法を学び、建築・都市設計手法の基礎を習得します。これまで国内外のコンペに参加し国際的な評価を得ています。IFHP国際都市デザインコンペで世界2位を2度(11回2003年,12回2005年)受賞。

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建築の道・現在の専門分野に進んだ理由を教えてください。

私は付属高校出身で、建築は第1志望ではありませんでした。しかし、学ぶにつれ建築の社会的な影響力の大きさと、文化の表現としての理想の実現にむけた努力を知るにつけ、徐々に建築の魅力に引きこまれました。現代の社会的な諸問題の解決に向けた理論や解決策の妥当性を評価するに際し、1つに、それは一般に公開されているか?2つに、それは学術上の妥当性を持つか?さらに結果として実際に良い空間・建築・都市・地域となったか?が重要です。これらは、現代社会の多様な課題を解決するためには、研究・調査のみでなく、実際の設計・計画が一体として課題の解決を求めてゆく事が必然であるといえます。その意味で研究室では、調査さらに学術研究のみならず現実の建築・都市設計や地域計画等を行い、日々解決の方途を求めています。

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どんな大学生でしたか。

学部の4年間は、多様な才能を持つ多くの友人に恵まれ、楽しい学生生活を送ることが出来ました。それらの友人とは、今も付き合いがあり、それぞれが社会の第1線で活躍し、継続して互いにネットワークを作ってきています。短い4年間の付き合いが、その後の何十年へと続いて来ています。これらは、人生の大きな財産であると、実感することの多い日々です。

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現職に就かれるまでの経歴について教えてください。

本学部を卒業し、そのまま大学院(山口廣研究室)に進学しました。大学院ではUIA(国際建築家連合)の設計競技でフランス建築アカデミー賞を受賞することができ、日本では10年ぶりの快挙ということした。卒業と同時にアトリエ系の設計事務所(連合設計社)に入社、1級建築士を取得し、後に組織事務所(創造社)にて海外のプロジェクトにも参加、さらに30歳で本学大学院博士課程進学(宗正敏研究室)。単位満了退学の翌年、工学博士の学位を習得35歳で本学に就職し、助手副手を経て講師・助教授・教授となり現在に至ります。

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教育において、どんなことを重視していますか。

良き教育者でありたいと当然、常日ごろから意識はしています。しかし、学生本人の意識や人生の目的や、志(こころざし)そのものは、学生が自らの意志で作り上げるものです。そして、この目的観の高低と課題に対する構想力・設計力やデザイン力には密接な関係があります。これにより、本人の将来の可能性は決するといえます。その意味での、本人と教員とが共に才能を開拓し可能性を広げるべく、相互に有効な教育環境の充実を重視しています。

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ご趣味について教えてください。

どちらかと言えば、国内外の旅行が趣味と言えるかもしれません。海外の観光地でもなるべく地元の方の日常的に乗るバスや鉄道に乗って旅行を楽しみます。外部からの外来者・観光者の視点で日常との相違を観ることも良いと思いますが、なるべく生活者の視点で、自分の日常とも共感できる箇所を観ることも楽しいことであると思います。

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建築を志望している学生や在学生へのメッセージをお願いします。

現代社会は富の集中・蓄積だけを目指す経済成長路線に象徴されるように、都市において、道路・通信等の高度のネットワーク社会を現出しています。しかし、それぞれが一極に多機能・高機能化を推進し、ひたすら一元化、高機能化され、画一的な目標を追い続けてきました。こうして突き進んだ結果、「地域コミュニティの崩壊」をはじめとする、ITでは不可能な実空間における人々のネットワーク不在、といえる深刻な問題が現出しました。その意味でこれまでの、建築の多機能化と集約化などの、大規模(広域)で高度な多機能のハコモノ(施設・機器)を供給すれば地域住民には満足される、といった計画・設計ではなく、地域の実空間に存在する人々に即して、未来の世代とも連帯可能な「生命環境モデル」の構築を目指し、地域住民が主体となれるネットワーク(教育・老人・医療・介護)を形成することにより現実の社会に「善なる価値」の創造・構築は、建築に携わる我々の社会的責務です。

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