日大生産工学部建築工学科

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北野 幸樹 教授

北野 幸樹 教授

専門 地域主体のまちづくり活動、都市空間計画・都市空間設計、余暇(自由時間)活動空間・環境計画、建築計画・設計
研究テーマ 地域主体のまちづくり活動の連関性と持続性、地域主体の持続的・協働的な中心市街地活性化、まちづくり活動と余暇活動(自由時間)の呼応・創発関係、近隣空間における余暇活動の発生特性と時間的・空間的相補関係、地域固有の人・活動・空間・時間の継承と相互浸透デザイン、SAD & CD、居住者参加のすまいづくり(コーポラティブ・ハウジング,高齢者の住まいづくり)、市民参加のまちづくり・まちそだて、環境共生と連関する生活・居住空間・環境づくり、ノーマライゼーションの理念に基づく生活空間のユニバーサルデザイン 他
主な担当授業科目 都市計画、建築設計Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ・Ⅴ、ユニバーサルデザイン 他
関連リンク
出身地 山梨県甲府市
趣味 ○○を創造すること、○○を体験すること、○○と時間・空間を共にすること

先生への質問

現在の研究分野について教えてください。

「近隣(身近)空間=余暇(遊び)空間を考える」
日常生活の中で近隣空間を個人固有の空間・領域として認識し、個人的なより身近な生活環境として形成し自ら意味付けしています。近隣空間は、地域居住者の余暇活動を含み込んだ生活活動が展開される主要な場として、余暇志向に対応可能な余暇空間(余暇環境計画)としての位置付けが求められています。時間の流れと共に変容する概念、社会環境の移り変わりと調和する良好で暮らし続けることが出来得る近隣空間の創出や持続性を考えるとき、余暇空間への志向は重要な観点になると考えられます。同時に、地域に持続・継承されてきた地域固有の活動・空間・時間を次世代に継承し、再生していくサスティナブル・エリア・デザインを考えることも大切です。

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卒業研究について

「Leisure」とは「個人の自由な意思に基づいた積極的な時間」を意味しています。その語源は古代ギリシア語の「schole」、ラテン語の「Otium」とされています。スコーレは「個人の主体的時間」「自己の教養を高める」という意味が重視され、英語のスクールやスカラーへと繋がります。一方オティウムは「何もしないこと」という消極的・受動的な意味を有しています。従って「遊び」には「学ぶこと」と「自由なこと」の二面性が内包されています。「学ぶこと」を主体的に捉えると、「遊ぶこと」との相互関係から「学び」が生まれます。このような観点から以下の研究、計画・設計に取り組んでいます。
・余暇活動(自由時間(余暇時間)に行う活動)と建築・都市空間(近隣空間を含みこんだ)の相補関係
・活動特性と連関する余暇空間・機能分布の最適化(余暇活動の発生特性要因)
・持続的集住環境の創造
・まちづくり活動の継承と持続性
・SAD(サスティナブル・エリア・デザイン & CA(コミュニティ・アーキテクト) 他

設計・提案競技に取り組むと共に、まちを歩き、様々な環境を体感しましょう。

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ゼミナールについて

ゼミナールA:集住と余暇から創生される生活環(境・情)況デザイン
コーポラティブ・ハウジング等居住者参加型の住まいづくりや街づくりの理念、歴史、計画・デザイン手法と居住者の余暇活動及びその受け皿となる施設・空間から紡ぎ出される合意形成やコミュニティ形成手法(ワークショップ)について考えます。
余暇空間・施設計画(自由時間に行う活動)について、個々の活動者の主体的行動選択に対応した多様な余暇活動と空間が、時間を媒介として融合し得る情況づくりについて、余暇活動と建築・都市空間の相補関係の観点から考えます。
ゼミナールB:居住者・市民の参加と協同で紡ぎ出される生活環(境・情)況デザイン
都市・建築・生活空間を市民・居住者の意識と活動(余暇活動・生活活動)の視座から捉え、「人と人」「人と活動」「人と空間」「活動と空間」の相互浸透性・相互関係性に注目しながら、時間の流れの中から生み出されるコミュニティを含み込んだデザインの特性と手法について各研究テーマに基づき調査・分析を進めます。併せて、地域に持続・継承されてきた地域固有の活動・空間・時間を次世代に継承し、再生していくこと。継承されてきた生活・空間の秩序とそこで営まれてきた活動と調和するエリアの持続性。持続可能な地域社会・環境の再生・創造に向けて、SADとCAの方策づくりを考えます。

設計・提案競技に取り組むと共に、まちを歩き、様々な環境を体感しましょう。

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建築の道・現在の専門分野に進んだ理由を教えてください。

家にはドラフターがありました。(遊び道具として手に触れていました。そして父に追いつきたいと想っていました。)
隣の家には大工さんが暮らしていました。(木材を刻んでいる風景を毎日見ていました。ものづくりが大好きでした。)
裏山には自然(森、池)が広がっていました。(秘密の空間がありました。)
祖父母の家には祖父が創り上げた庭が広がり、ぶどうが実り・・・
温かく優しく、時には厳しく、豊かな人と人の関係の中に、心地良い自分の居場所を見つけていました。
人と人の関わり、人と自然の関わり、人と空間の関わり等々、様々な関係性の中で自分の居場所を創造する職能として、そして自分の居場所として、私を育ててくれた環境の中で自然の流れとして建築を志す礎になっていたのかもしれません。

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どんな大学生でしたか。

学びに、遊びに、常に全力で取り組んできました。と言えるかどうか分かりませんが、遊びも学びも日々の生活においても、興味あるものごとに対し真剣に向き合ってきたと想います。
大学生時代の色々な経験は日々の活力につながり、私の宝物の引き出しをたくさん増やしてくれました。
製図室で課題や調査・研究に行き詰った時、夜中に車を走らせていたことを想い出します。勿論、大学生ですから学ぶことが一番でしたが・・・

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現職に就かれるまでの経歴について教えてください。

大学院を修了し、研究生、設計活動等々、色々な経験をさせていただきました。その間、素晴らしい先生方との出会いにはじまり、建築を通した様々なひと・もの・こととの繋がりや良き情況、有意義な時間に恵まれ、計画・設計、調査・研究に取り組んでくることができました。
生産工学部はとても居心地の良い環境です。

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教育において、どんなことを重視していますか。

興味を持つこと、関心を持つこと、体験すること、創造すること。そして、学ぶことの大切さや楽しさを知り、経験してほしいと想っています。
社会においては常に新しい知識や技術を身に付けていかなくてはなりません。生涯を通して学んでいかなければなりません。
興味を持つこと、関心を持つこと、体験すること、創造すること・・・の楽しさやよろこびを伝え、豊かな時間と空間を味わい、そして探究心を抱き続けてほしいと願っています。

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ご趣味について教えてください。

大学生までは、バスケットボールからテニスへ。
現在、日々の生活と時間の流れを変えるため、水中の見えない魚と時間を共有することを目指して、早朝の渓流へ、真夜中の海岸へ。実際にはなかなか時間が取れず、自宅から海岸を散歩し、夜空に広がる星と海を眺め、想像だけに終わってしまう毎日です
そして、ひと時、飲すること。ワイン、シングルモルトウイスキーを集めることも飲む以上に大切です。でも、すぐに飲みたくなってしまうのでなかなか集まりません。
働くこと(仕事)=創造すること=遊ぶこと(余暇)、そのような生活時間でありたいと想っています。

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建築を志望している学生や在学生へのメッセージをお願いします。

建築法規の根幹をなす法律である建築基準法第1条には、この法律の目的として「国民の生命、健康及び財産の保護を図り」と明記されています。このことからもわかるように「建築」は私たちの社会・生活においてとても大切かつ重要な職能です。そして、優しさを含みこんだ地球に夢を描く仕事とも言えるでしょう。
キャンパスは「学びの場」です。学ぶことを遊び、生きることを遊び、遊びを遊び、その学ぶことと遊ぶことから創り出される能動的な「学び」は真の創造的情況へと導いてくれます。優れた「学び」は、創造的志向・活動によって実現化されます。科学的発明も、技術的進展も、社会的変革も、「学び」と「遊び」が織り成す創造の中から生まれています。
キャンパスは「出会いの場」です。学科やサークル等の同級生、先輩・後輩、卒業生、教職員、キャンパスを訪れる地域の人等々、多くの人との出会いがあります。人との出会いは、有意義な時間づくり、仲間づくりへと繋がり、「学ぶこと」への積極的参加へと導いてくれます。
このような、創造的な「学び」を誘発する居心地の良い空間・環境を共に想い描きましょう。

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