日大生産工学部建築工学科

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岩田 伸一郎 教授

岩田 伸一郎 教授

専門 建築設計・建築計画
研究テーマ 設計・計画の手法やプロセスに関する研究、建築空間や生活環境の評価に関する研究
主な担当授業科目 建築設計Ⅲ・Ⅳ、建築コンピュータ演習、建築計画演習Ⅱ、ほか
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出身地 愛知県岡崎市
趣味 映画、おいしいものを探すこと

先生への質問

現在の研究分野について教えてください。

建築の諸問題に対して数理的(科学的)にアプローチすることを理念に、幅広いテーマを掲げています。建築の設計や計画の研究の本質は、いろいろな知識や技術を実際の人間の生活や行動の問題と結びつけることだと考えています。他分野の新しい理論,ツール,手法を建築の問題に積極的に応用するためにも、自分の専門にこだわらすに常に新しい分野に関心を広げるように心掛けています。

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卒業研究について

「問題発見力」や「論理的思考力」を身に付けることに重きを置いて指導をします。各自の問題意識に基づいて研究テーマを決めるプロセスが最も重要と考えています。
現在進行中の研究テーマは以下とおりです。
1.建築空間や都市環境の計画・評価手法
大量のストックとして存在する小規模オフィスビルを住宅転用する計画手法やその事業採算性の評価方法について考察を行っています。
コンパクトシティやアーバンビレッジの理念に基づく自転車交通の普及を想定し、需要予測のシミュレーションと施設整備の方法について検討を行っています。
2.地産地消の木造住宅構法の提案
新しい木質構造材料として注目を集めているCLTの考え方を応用し、地産地消を目指した小規模建築のための住宅構法の提案を行っています。
3.安全な都市環境の構築
感染症流行への対策を安全な住環境を築くための課題と捉え、感染者データー,地理情報,空間情報を用いて都市環境のリスク評価を行っています。
大規模商業施設内におけるAEDの配置シミュレーションに基づき、適正な配置基準の提案を目指しています。
4.少子高齢化社会の住環境とコミュニティ
高齢者の地域支援活動への参画をテーマに、活動拠点としての小学校余剰教室の利用可能性,高齢者の地域支援活動に対する意欲,などについて調査を行っています。
既存の制度や施設にとらわれない、これからの介護環境や子育て環境のあり方について考察を行っています。

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ゼミナールについて

ゼミナールAでは、実在する作品の模型製作や分析を通して、具体的なモノとして建築をイメージし、図面を読み解く能力を養います。
ゼミナールBでは、建築分野の今日的課題についてレクチュアやディスカッションを通じて理解を深め、関連する設計課題にグループで取り組みます。

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建築の道・現在の専門分野に進んだ理由を教えてください。

在り来たりですが、「建築」という言葉の響きに何となくカッコよさを感じたのでしょうね。「工学」という枠組みにはちょっと堅苦しく生真面目なイメージを受けましたが、その中で異質な存在に感じました。あと、出身県の建築家=黒川紀章氏のイメージに影響を受けましたね。進学先も同じ大学を選びました。
専門分野については迷わず計画系に進みました。手を動かす楽しさも然ることながら、アイディアを構築してその価値について友人や先輩らと考えをぶつけ合うことが楽しいと感じました。建築デザインって、考え方次第で答えがいくつも存在するし、正解も変わってしまう。問題を解くというよりは問題そのものを創造している感覚ですよね。

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どんな大学生でしたか。

優等生タイプ・・・ではなかったですね。受験勉強から解放されて、最初の1,2年生の時は勉強そっちのけで遊ぶことに一生懸命でした。でも、気付いたころには建築にのめり込んでいました。結局、建築が一番面白くなったみたい。興味を持ったことにはハマりやすいが、そうでないことはかなり手を抜くタイプでしたね。今もそうかもしれません・・・。

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現職に就かれるまでの経歴について教えてください。

大学院を修了後は、いろいろ選択肢に迷った末に大手ゼネコンの設計部に入社しました。しかし、入社早々に社内の周りの人たちを見ていて自分は組織向きっじゃないなぁと実感してしまいました。母校からたまたまキャンパス計画のスタッフとして誘われたことをきっかけに一度大学の世界に戻ることを決めたのですが、それ以来大学を拠点にして設計と研究を行うことになって現在に至っています。そもそも自分のヴィジョンの中に大学の教員という選択肢がなかったので、未だに少し違和感があります。
日大で教えることになった経緯には運命的なモノを勝手に感じています。タイミングも然ることながら、たまたま手にした日大の教員募集要項に書かれた条件があまりに自分にピッタリで「これ、オレのこと?」と驚いたことを記憶しています。

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教育において、どんなことを重視していますか。

まずは自分たちの可能性に気付かせること。そして「自分には無理!」とちょっと逃げ腰になってしまいそうな課題を克服する経験値を上げること。結局のところ、4年間で教えることのできる知識や技術なんてほんのわずかで、しかもすぐに古くなって役に立たなくなるものです。社会に出れば知らないことや決まった解き方のない問題だらけなので、自分が教えるべきことは難題にもビビらずに向き合えるような考え方の土台作りをすることに尽きると思っています。

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ご趣味について教えてください。

強いて言えばおいしいものを探すこと。しかもかなり甘いものに偏り気味で、最近体形が気になりだしました。
何か具体的な趣味を持ちたいとは思っていて、時間があれば全く新しいこと(できれば仕事に全く関係ない意外なこと)をゼロから教わってみたいです。資格にチャレンジするっていうのもアリですね。教える側ではなく教えられる側に戻ってみたい願望があるのかも。教える側になって教えられる側の幸せさを痛感します。

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建築を志望している学生や在学生へのメッセージをお願いします。

自分を成長させるためには、とにかく『モチベーションを高める努力』が必要です。要は「やるぞ!」って自分を奮い立たせるきっかけを自分に与えることのできることが才能のある人です。きっかけは、与えられるのを待ってないで、自分から積極的に探してください。休日に建築を見て周るもよし、将来の仕事に関する情報を集めてイメージを具体化させてるもよし。ちょっとした気持ちの差が、4年間で思いのほか大きな差になっていくことを、たくさんの学生たちを見ていて実感しています。
あと、目先のノルマばかりにとらわれないでほしいです。手段と目的を取り違えている学生を見ると心配になります。学ぶことの本当の目的は単位を取ることじゃなく、その結果どんな能力や知識を身に着けたかですよ。

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