日大生産工学部建築工学科

現在地
ホーム  > 作品ギャラリー  > 暮らしに溶け込む本の路地

暮らしに溶け込む本の路地

制作者 荻野汐香
指導者 山中祐一郎・鍋島千恵
制作年・課題 2019年・まちの図書館
コンセプト

谷中の現在の特徴として、江戸時代から残る趣ある建物が多く、様々に表情を変える路地が魅力的であることが言える。問題点は路地の中に閉店してしまっているお店が多く、夜になっても明かりがつかない住宅が多いことが言える。そこで、江戸時代から残る趣ある街並みに建物だけでなく、本の文化、在り方も付け加えることにした。そして、路地を仕切るコンクリート塀を木格子に変え、生活の溢れ出しが路地に広がり生活者と観光客の遮断された関係を本によって結ぶ。その各家の木格子がアイストップとなり、路地に進みたくなる、また、気づかなかった空間に気づくようになる。
路地の中にある閉店した店や空き家は4面を木格子で囲み新たな空間に変える。そこは夜には路地に開く住人向けのバーになり大人な谷中へと染まる。
いつ、何時に来ても表情を変えるこの場所は地域住民からもっと愛される空間に生まれ変わっていく。

コメント

図書館はいろいろな人が想い想いに本と共に過ごす憩いの場で、見知らぬ人と同じ空間の中で本を広げるという、パブリックな場としての魅力的な体験ができます。そんな「まち」のリビングのような図書館を、お寺や小さな美術館などが点在する敷地に設計する。2019年度宮脇賞審査会にて岡本賞を受賞した。