日大生産工学部建築工学科

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つぎはぎの記憶

制作者 佐藤 裕士郎
指導者 篠崎 健一
制作年・課題 2018年度・卒業設計賞(8位)
コンセプト

伊香保温泉石段街は、中央の石段とそれに沿って立ち並ぶ商業施設が街の象徴であり、多くの観光客で賑わう。しかし、石段から路地に入ると機能を失った建物が街の弱体化を思わせ、街の衰退を感じる。そんな石段街はかつて湯の権利者であった「大屋」とそれぞれの家来筋にあたる「門屋」によって形成され、石段に対して横に賑わいの広がりを生む空間構成であった。現在のその街構造の維持が、温泉街の消費者の需要の多様化と時代の変化で中央の石段と大型温泉旅館の間に余白空間を生み、今の線的な観光地の姿をつくってしまったのではないか。                                 そこで、隙間にある機能の失った建築群を新たな活動の場へと再編し、面的な広がりと豊かさを取り戻す建築を提案する。大型旅館は温泉,石段街に沿って立ち並ぶ店舗群が拠点となる場などを提供し両者が隙間にある空間を補うことで、新たな関係とつながりをつくる。また、そこは健康保養(クアオルト)空間とし、観光客と地域住民の交流の場へと生まれかわる。

コメント

たくさんの課題が見つかった期間でした。
なかなか方針が決まらず、完成したとは言いがたい結果に終わってしまいましたが、研究室の仲間と何日も学校に泊まって切瑳琢磨した時間はとても良い思い出です。相談に乗っていただいた先輩方、また手伝ってくれた後輩達、本当にありがとうございました。