日大生産工学部建築工学科

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林の奥に座して四顧し、傾聴し、睇視し、黙想す -国木田独歩文学館-

制作者 井手 優汰
指導者 篠崎 健一
制作年・課題 2016年・卒業設計
コンセプト

文学館と言っても国木田独歩の眼鏡が置いてあったり、文学作品の資料があるわけではない。この文学館に展示するのは『武蔵野』における独歩の「空間体験」である。本設計における文学館とは、文学作品を媒介として作者と人々を繋ぐ場所である。よって具体的なモノ以外にも感覚的なコトも展示物になりうるのである。
卒業研究「国木田独歩の著す『武蔵野』の空間の特徴の探究」の研究結果を基盤として、独歩の空間認識を訪れた人に促す建築空間を提案する。建築空間と自然環境の間のの身体的な空間体験の連続が人々と自然を繋ぐ。そして独歩の豊かな空間の捉え方が伝わっていく空間を後にした時、『武蔵野』の面影が今なお残る場所、狭山丘陵が人々にとって独歩がみた詩趣に溢れる豊かな自然に変わることを期待する。

コメント

平成28年度 卒業設計審査会において、得票数2位 桜建賞 建築工学科卒業設計賞を受賞した。
作者コメント:私は何も作っていない。卒業設計を振り返ると建築をつくったことよりも、みんなと話したことのほうが思い出として残っている。今思うと過ごした時間が形としてあらわれたようである。この建築は言葉にいいあらわすことのできない思いがたくさん詰まっている。