日大生産工学部建築工学科

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境界の家

制作者 伏見 佑介
指導者 篠崎 健一
制作年・課題 2015年度 卒業設計/卒業設計賞・UIA記念賞
コンセプト

福島県郡山市には現在、約7,000人の原発事故による避難者が生活している。私の家族も震災後、郡山市で暮らしているが、その生活は屋外への広がりを失い、建物の内側へと閉じたものに変わった。
ただ外へと開かれた空間をつくるだけでは、彼らの生活を内から外へと解放することはできない。日常の中の至る所に存在している境界に目を向け、人々の暮らしに近い視点で建築を考えることで、彼らの意識を外へと向けるような暮らしの空間を設計した。
設計に先立っておこなった、境界から生まれる領域と空間に関する研究では、日常生活の中で境界や領域に関する気づきを得た瞬間を記録し構造化することで、階層構造をもった境界に関する情報を得た。
この研究によって定義した境界のあり方をもとに、避難者の暮らしを守り、外部へ解放し、周囲と混ざり合うような多様性のある空間を考えた。

コメント

最後の最後まで妥協せずに考えて、卒業制作を終えることができました。
卒業研究と卒業制作に取り組んだこの一年間は、今までで一番苦しく、楽しく、そして一番自分らしくいれた一年間だったと思います。指導してくれた先生、サポートしてくれた方、本当に感謝しています。いつまでも忘れません。ありがとうございました。