日大生産工学部建築工学科

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舞台裏のわらしべ

制作者 塩田 直哉
指導者 大内 宏友
制作年・課題 2015年度 卒業設計/桜建賞
コンセプト

初夏の五日間、24畳の大凧約300枚が大空を舞う地域がある。新潟県白根町で行われる白根大凧合戦は、300年に及ぶ熱気あふれる地域文化である。一方で、郊外に位置づくこの町の均質化はその一途を辿っている。そこで、大凧の製作風景に着目。製作は、細く細やかな材と薄く柔らかい和紙とが合わさり、八つの工程を経て、わらしべ長者のように価値ある大凧へと昇華されていく。計画は二つから進めている、一つ目は、一年を通して行われるこの八つの製作現場のダイナミズムを顕在化し、これを接結点として地域住民及び来訪者の双方に向けた諸機能を並置している。二つ目は、白根町の歴史、町構造、文化を読み取り風土性の高い建築を形成している。これらによって、その地域特有の内在的な景観を可視化し、世代地域を超える幅広いコミュニティーを作りだす。地域を鮮やかに彩るひと時の白根大凧合戦が、舞台裏の風景と共に広く後世に語り継がれ、この町の情景となる。

コメント

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