日大生産工学部建築工学科

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常滑の器

制作者 伊藤 優太
指導者 篠崎 健一
制作年・課題 2015
コンセプト

 愛知県常滑市栄町は、平安時代から窯業が続くまちである。明治から昭和にかけて土管などを大量生産していたことでまちの中には、不良品となった土管が積まれた坂道や黒壁の壁、レンガの窯などの特徴的な景色が現在でも残っている。しかし近年、窯業が衰退してきたことで伝統の暮らしが失われ、文化の継承が途絶えつつある。そのため、共同で使える窯を持つ常滑のものづくりを継承する拠点を設計する。それは、職人たちが交流し、作品を発表する場となり、訪れた人に焼き物と歴史を伝えていく。
このような伝統的なまちでは、まちに定着したものとなることが重要である。景観法のように形態や色の模倣だけでは、表面的な景観は守れても、暮らしや記憶を継承することはできない。私は実際にこのまちを歩き、自身の身体的経験を記録し整理することで、空間の性質を抽出した。それを基に設計を行うことで、新しい建築空間であってもまちとつながったものになるのではないかと考える。

コメント

卒業設計は、最後まで試行錯誤の連続で、これまでで一番悩みながらの設計でした。でも、篠崎先生の指導や先輩、後輩のおかげで完成させることができました。
ずっと手伝ってくれた、いで、じゅんき、ジロ、本当にありがとう。みんなで毎日泊まりながら作業したことは、楽しかったです。