日大生産工学部建築工学科

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建築設備講座①:設備スペース

カテゴリ :
教員コラム
更新日時 :
2020年10月28日

こんにちは。

建築設備の授業を担当している三上です。

今回、3年生の第1Qに「建築設備Ⅰ」のオンデマンド授業を行いましたが、3年生の建築設備に対する意識が大変希薄であることを痛感しました。

建築設備の存在すら知らなかった学生が多いことにも、ショックを受けました。

従って、隔週または月1回のペースで、学生の皆さんに役立つ建築設備講座を、教員コラムに掲載していきたいと思っております。

建築設備は、建物に命を吹き込む存在です。

是非、今日から始まる講座内容を、建築設計の授業の課題などで生かしてもらえればと思います。

第1回目のテーマは、設備スペースについてです。

皆さんは、建築設計課題の成果物を改めて見直したとき、その図面の中に設備機器が納まっている機械室は設置されていますか?

3年生の第1Qで建築設備Ⅰを学ぶわけですから、もしかすると1年生から3年前期の設計課題の成果物には、設備スペース(機械室など)が存在しない作品が多いのかもしれません(きっと多いでしょう)。

機械室の大きさは、主に空調・換気方式、給水方式、給湯方式で決まります。

例えば、スーパー銭湯を例に挙げると、建物内には、ボイラー、ストレージタンク(貯湯槽)、ろ過器などが設置されている大きな機械室が必ず存在します。

当然、これらの設備機器は熱を発生するものなので、ボイラー技士さんの控え室に、空調・換気設備、手洗いや飲水用の給水設備、小型のガス瞬間湯沸機(技師さん用)などを設置しなければなりません。

建築設備の設計は、気を使うことが多い印象を感じています。

さあ、これから何らかの設計課題に取り組むときは、建物の用途に必要な設備機器が納まっている「機械室」を設置してみましょう。

設置する場所については、後日、お話しします。

悩むのは、機械室の大きさですね。

実は機械室の大きさは、以下の資料にあるように、延床面積と正の相関関係があることが、わかっています。

建築設計の課題で、機械室の大きさをどれだけとる必要があるのか悩んだ場合は、以下の資料などを活用して下さい。

今日のまとめを以下に示します。

建物を設計する際には、建物用途に応じた適切な大きさの設備スペース(機械室など)を準備しましょう。

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引用元 空気調和・衛生工学会:空気調和・衛生工便覧, 第12版より