日大生産工学部建築工学科

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建物探訪『中央区立常磐小学校』

カテゴリ :
その他
更新日時 :
2017年05月03日

先日、東京都中央区日本橋にある『中央区立常磐小学校』を見学してきました(敷地内に入ることは出来なかったので、敷地の外側から見学しました)。

中央区立常磐小学校は明治6年に開校されましたが、大正12年の関東大震災で校舎が消失してしまいました。

その後、復興小学校(関東大震災の後、復興の願いをこめて当時の最先端の建築技術を駆使して建てられた小学校群のこと)の一つとして、昭和4年に耐震性及び耐火性の高い鉄筋コンクリート造の建物として建て替えられ、現在に至っています。

デザイン的には、大正末から昭和初期にかけて流行していたアールデコなどのモダンデザインが巧みに取り入れられており、アーチのついた出入口、半円形の窓とその窓台、半円形のひさしなど幾何学的な装飾が特徴的とのこと。

今年で築後88年が経過し、周囲には高層ビルが林立していますが、今なお当時の姿を残している歴史ある小学校です。是非、維持保全を続けていってほしいものです。

●中央区立常盤小学校(旧東京市立常盤尋常小学校)
 設計:東京市
 施工:大林組
 竣工:昭和4(1929)年5月15日
 構造:鉄筋コンクリート造り3階建て
 所在地:東京都中央区日本橋本石町4-4-26
 備考:東京都選定歴史的建造物、経済産業省指定近代化産業遺産

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P3182079.JPG

P3182080.JPGアーチ状の出入口

P3182082.JPG半円形の窓とその窓台

P3182086.JPG半円形のひさし

P3182088.JPG正面全景

K.Mikami

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